文字は、人間が人間同士のコミュニケーションのために使う話し言葉を、何か別のものの上に記録して、その時、その場にいない人々にも伝えられるようにと考えられたものです。エジブトでは、「ヒエログリフ」と呼ばれる象形文字が生み出されました。メソポタミア地域では、粘土板に記録するための「くさび形文字」が生み出されました。中国では、竹や木、そして石などに書くための「漢字」が生み出されました。エジプトのヒエログリフは、神殿や王の墓の壁に書かれましたが、パピルスと呼ばれる植物から作られた紙にも書かれました。メソポタミアのくさび形文字は、粘土板に書かれました。これら、ヒエログリフ、くさび形文字、そして漢字などで書かれた古代の文は、4,000年以上経った現代でも、見ることができます。